【プロジェクト管理】プロジェクトの基礎~マネジメント手法の種類!

【プロジェクト管理】プロジェクトの基礎~マネジメント手法の種類!
ハテオ君

プロジェクトについて詳しくしりたいな。またどんな手法などでプロジェクトは管理されているんだろう?

今回はこの悩みを解決していきます。

本日の記事テーマ

プロジェクトの基礎~マネジメント手法の種類まで徹底解説!

IT業界ではチームを組んでプロジェクトを行っていきます。

チームで業務を行っていくには、プロジェクトの進め方、マネジメント体制や手法が必要不可欠です。

そこで今回はプロジェクトに関する基礎知識とマネジメント手法を解説していきますので、是非参考にしてください。

本日の記事内容

  • プロジェクトとは「基礎知識」
  • プロジェクトのマネジメント手法

記事の最後には、今回の内容に関しての確認問題も用意していますので、インプットとアウトプットとしても是非活用してみてください。

元中卒の私が誰でも理解できるように解説していきます。
それでは早速見ていきましょう!

黄島 成

プロジェクトとは「基礎知識」

プロジェクトとは

プロジェクトは、特定の課題のもとに各部門から専門家を集めて編成し、決められた期間と予算内で目標を定めて活動することです。

目標が達成されれば解散される一時的な組織のようなイメージです。

プロジェクトの構成

  • プロジェクトマネージャー
    プロジェクトの進捗を把握し、問題が起こらないように適切な処置を施す
  • プロジェクトメンバー
    プロジェクトに関わる業務を担当する構成員
  • ステークホルダー
    プロジェクトの利害関係者である個人や企業

プロジェクトは主に上記3つで構成されて成り立っています。

PMBOK(プロジェクト管理のマネジメント手法)

米国プロジェクトマネジメント協会が、プロジェクトを管理するマネジメント手法を体系化しました。これをPMBOK(ピンボック)と言います。

PMBOKでは、

「統合・スコープ・タイム・コスト・品質・人的資源・コミュニケーション・リスク・調達」

上記9つの知識エリアからプロジェクト管理を行うとされていてプロジェクト管理における現代のデファクトスタンダードとなっています。

「プロジェクト管理をこのようにやればうまくいくよ」という攻略本やマニュアル本のようなイメージですね。

PMBOKでは、プロジェクトの活動を以下5つのプロセスとして定義しています。

  • 立上げプロセス
  • 計画プロセス
  • 実行プロセス
  • 監視コントロールプロセス
  • 終結プロセス

プロジェクトは立ち上げて終結するまでの間、

①計画(Plan)を立て→②計画通りに作業を実施(Do)→③結果を評価(Check)して→④悪いところは改善(Action)

していくPDCAサイクルというサイクルで管理していきます。

プロジェクトのプロセスとPDCAサイクル図

例えば、予定と実績を常に監視し、実績が予定よりも遅れてくるようであれば、必要に応じて計画を変更して改善していかなくてはなりません。

このPDCAサイクルとい考え方はIT業界で働く上では必ず必要になる考え方なので絶対に覚えておきましょう。

プロジェクトのマネジメント手法

プロジェクトのマネジメント手法

プロジェクトの立ち上げ時には、プロジェクト目標を明確にしたり、プロジェクトマネージャを任命し責任や権限を明確にします。

プロジェクト目標などを盛り込んだプロジェクト憲章を作成して、公式に認可させることで、プロジェクトは開始され、目標達成に向けて行動とマネジメントが行われます。

プロジェクトを管理するマネジメント手法にはいくつか種類があるため、これから詳しく解説していきます。

マネジメント手法の種類

  • ①:プロジェクトスコープマネジメント
  • ②:プロジェクトタイムマネジメント
  • ③:プロジェクトコストマネジメント
  • ④:プロジェクト統合マネジメント

それでは順番に詳しく見ていきましょう。

①:プロジェクトスコープマネジメント

プロジェクトが提供する成果物とそれを作成するための作業を「スコープ」と言います。

プロジェクトのスコープ全体と提供される成果物や作業の内容や範囲を体系的に整理した図をWBS(Work Breakdown Structure)と呼びます。

WBSの図

WBS(Work Breakdown Structure)図

上記の図のように、プロジェクトを大枠から詳細なレベルまでの具体的な作業にトップダウン方式で階層的に要素分解して、作業管理を簡単にすることが可能となります。

この手法はプロジェクトスコープマネジメントで使います。

②:プロジェクトタイムマネジメント

プロジェクトは、「始め」と「終わり」の期間が決められて、所定の期間内に完了させることが重要です。そのためには、メンバー個々の進捗管理も必要不可欠です。

日程管理においては「アローダイアグラム」または「ガントチャート」などが代表的。

ガントチャートは、作業別に作業内容とその実施期間を棒状に図示したもので、作業開始と作業終了の予定と実績や、作業中の項目などが把握できます。

ガンチャート図

プロジェクト全体の期間をいくつかの工程に分割し、それぞれの「始め」と「終わり」を明確することに有効ですね。

この中である意思決定をする時点を「マイルストーン」と呼びます。

マイルストーンには、一里塚という意味があり、プロジェクトを最終期限までに完了するために、工程と工程の節目に日時などの中間到達点を設定します。

クリアするようにすると進捗管理が簡単になるということですね。

③:プロジェクトコストマネジメント

プロジェクトは、決められた予算内で完了させることも重要です。代表的なコスト見積もり手法には、次のようなものがあります。

  • ファンクションポイント法
  • 開発工数

ファンクションポイント法

ファンクションポイント法は「帳票数・画面数・ファイル数」などからソフトウェアの機能を定量的に把握し、それに基づいてソフトウェアの開発工程や開発費用などを見積る手法です。

利用者から見える帳票や画面などを単位として見積もるため、利用者にとって理解しやすいという特徴がありますね。

それでは、次の表の機能と特性をもったプログラムのファンクションポイント値はいくらになるか考えてみましょう。ここでは、複雑さの補正係数を0.75 とします。

ユーザファンクションタイプ個数重み付け係数
外部入力
外部出力
内部論理ファイル10
外部インタフェースファイル
外部照会

上記の場合、ファンクションポイント数の求め方としては、

(4×1+5×2+10×1+7×0+4×0)×0.75=18

となります。この他には、以下のようなコスト見積手法もあります。

コスト見積もり手法一覧

手法概要
プログラムステップ法開発するプログラムのステップ数を基に、開発規模を見積もる方式。開発者の能力に左右されることがある。LOC(Line of Code)とも呼ばれる。
類推見積法開発条件が過去に経験したシステムと類似している場合に、過去の実績値を基にして開発工数を見積もる方法。
標準タスク法WBS(Work Break Structure)に基づいて、成果物単位や処理単位に工数を見積り、ボトムアップ的に積み上げていく方法。
COCOMO法COnstructive COst Model の略。予想されるプログラム行数にエンジニアの能力や老朽の信頼性などの補正係数を掛け合わせて開発工数や期間、要因や生産性を見積もる手法。COCOMO の使用には、自社における生産性のデータ収集が不可欠になる。

開発工数

ソフトウェア開発を見積もる時に、開発工数が使われます。単位には、人月や人日などがある。

例えば、10人月の作業とは「10人で行えば1ヶ月」「5人で行えば2ヶ月」「1人で行えば10ヶ月」かかる作業のことです。

人月=人数×月数で表現

ハードウェアおよびソフトウェアの導入から運用管理までを含んだ総コストをTCO(Total Cost of Ownership)と呼ぶ。

そのうち、システム導入時に発生する費用を「初期コスト」システム導入後に発生する運用や管理の費用を「運用コスト(ランニングコスト)」と呼ぶ。

身近な例

  • プリンタの購入代が初期コスト
  • 紙代やインク代、電気代などが運用コスト

新しい事業やプロジェクトなどの計画に対してその実行可能性を評価するために調査し、検証することを「フィージビリティスタディ」または「実行可能性調査」と呼ばれます。

④:プロジェクト統合マネジメント

ソフトウェアの品質はできるだけ「高く・速く・予算は少なく」といきたいところですが、そうはうまくいかないものです。

例えば、

  • 「オープンに間に合わせるために当初使える機能を削る」
  • 「コストをかけて人員を補強して間に合わせる」

などの調整をすることがあります。

このように、プロジェクトの「コスト・スコープ・タイム」などの各プロセスを統合的に管理し、プロセス間の調整を行うことを「プロジェクト統合マネジメント」と呼ぶ。プロジェクト憲章の作成もここに含まれます。

プロジェクト統合マネジメントの活動の1つに「構成管理」というものがあります。

プロジェクトにおけるドキュメントやソースプログラムなどの成果物が最新の状態を保つよう維持をする活動が構成管理の役割です。ソースプログラムの変更履歴管理やバージョン管理などが挙げられる。

プロジェクトのコストを意識しながら進捗管理を行うためのツールでは「トレンドチャート」が代表的です。

トレジャーチャート図

トレジャーチャートでは、「横軸に開発期間、縦軸に予算消化率をとり、マイルストーンの予定と実績を比較」ができ、進捗の遅れや費用の超過を把握することが可能となります。

今回のまとめ&確認問題

今回のまとめ&確認問題

プロジェクト管理については上記内容で以上となります。

それではまず今回の内容をまとめていきましょう。

まとめ

  • プロジェクトとは、目標が達成されれば解散する一時的な組織
  • プロジェクトは立ち上げて終結するまでの間、PDCAサイクルで管理
  • スコープマネジメントは、トップダウン方式で作業管理
  • タイムマネジメントは、期間内に終わらせる日程管理
  • コストマネジメントは、プロジェクトにかかるコスト管理
  • 統合マネジメントは、コストを意識しながら進捗管理

今回の確認問題「アウトプット用」

確認問題

システム確認問題-⑦

「次へ」で問題スタート!

①解説

【問題①】

ソフトウェア開発プロジェクトにおいてWBS(Work Breakdown Structure)を使用する目的として、適切なものはどれか。

:開発の期間と費用がトレードオフの関係にある場合に、総費用の最適化を図る。
不正解×
:作業の順序関係を明確にして、重点管理すべきクリティカルパスを把握する。
不正解×
:作業の日程を横棒(バー)で表して、作業の開始や終了時点、現時点の進捗を明確にする。
不正解×
:作業を階層的に詳細化して、管理可能な大きさに細分化する。
正解○

【解説】

プロジェクトのスコープ全体と提供される成果物や作業の内容や範囲を体系的に整理した図をWBS(Work Breakdown Structure)と呼びます。

WBS図

WBS(Work Breakdown Structure)図

上記の図のように、プロジェクトを大枠から詳細なレベルまでの具体的な作業にトップダウン方式で階層的に要素分解して、作業管理を簡単にすることが可能となります。

つまり答えは「」となる。

②解説

【問題②】

プロジェクトの目的及び範囲を明確にするマネジメントプロセスはどれか。

:コストマネジメント 不正解×
:スコープマネジメント 正解○
:タイムマネジメント 不正解×
:リスクマネジメント 不正解×

【解説】

目的及び範囲を明確にするマネジメントプロセスでは「スコープマネジメント」が該当します。

プロジェクトにおいて必要な作業を過不足なく含め、プロジェクトを成功に導くことを目的とするプロセスです。

  • 要求事項収集
  • スコープ定義
  • WBS作成
  • スコープコントロール
  • スコープ妥当性確認

などのプロセスが含まれます。

つまり答えは「」となる。

③解説

【問題③】

ソフトウェア開発において、構成管理に起因しない問題はどれか。

:開発者が定められた改版手続に従わずにプログラムを修正したので、今まで動作していたプログラムが、不正な動作をするようになった。
不正解×
:システムテストにおいて、単体テストレベルのバグが多発して、開発が予定どおり進捗しない。
正解○
:仕様書、設計書及びプログラムの版数が対応付けられていないので、プログラム修正時にソースプログラムを解析しないと、修正すべきプログラムが特定できない。
不正解×
:一つのプログラムから多数の派生プログラムが作られているが、派生元のプログラム修正がすべての派生プログラムに反映されない
不正解×

【解説】

プロジェクト統合マネジメントの活動の1つに「構成管理」というものがあります。

プロジェクトにおけるドキュメントやソースプログラムなどの成果物が最新の状態を保つよう維持をする活動が構成管理の役割です。ソースプログラムの変更履歴管理やバージョン管理などが挙げられる。

つまり答えは「」となる。

最後まで読んでいただきありがとうございました!

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それではまたお会いしましょう。

黄島 成

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